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スマートグリッドって [車]

現在の職場でエネルギーの事を勉強している人がいて、それでその人の話なんですが、いわゆるスマートグリッドについてです。

オーディオネタから完全に外れてしまい済みません。
でも、今人類が悩んでいるエネルギーの問題です。

 スマートグリッドって何のことか全然分からなかったんですが(今でもあんまり詳しくないです)、いわゆるエネルギーを個人が持つという事みたいです。

 今回の原発の問題はこれからもどんどん拡大していくと思います。原子力、核融合というエネルギーは人類が地上で使うにはあまりに大きく、制御が難しいエネルギーでこれはたぶん、人類が宇宙に出て行ったときのエネルギーなのかと思います。だから、研究開発を辞めるのは早計でかといって、原発の稼働は難しいと思います。

 代わりのエネルギー源と言えば昔からの火力や、水力、地熱等ですが、これは大きな施設ででかいエネルギーを作り出している状況で、その人によると効率が悪いそうです。なぜなら送電するときにかなりの電力が喪失するからです。それに、CO2の発生や化石燃料の枯渇もあります。

 また太陽光発電もありますが、これを今までの中央集権型の発電施設で賄おうと思えば日本ではまず、土地が無いです。海の上にでも作らないと難しいんではないでしょうか。それには膨大な費用と、維持費がかかると思います。

 それで、いいエネルギーないかなという事で出てきているのが次世代エネルギー革命であるスマートグリッドというものらしいです。

 どういうものかというと、まず、エネルギーの売買を個人で認めてそのためのインフラを作ります。そして、各家庭でいろんな方法で発電してもらいます。そして、それをみんなでインフラを使って使うという物です。足りなければ買うし、余れば売ります。

 そんな小規模な発電で原発並みの発電量を賄えるのか?という問題がありますが、現在の自動車が全部電気自動車になりそれに蓄えられるエネルギーを計算すると完全に現在の原発の全発電量を超えるらしいです。

 家で作った電気を電気自動車に移して、走行します。会社に着くとたいていは自動車は外に置きっぱなしです。そこで、自動車に太陽光発電などを付けておけば太陽の出てる間発電します。それで、少しは充電されますが、帰りにスーパーなどによれば充電サービスがあるかもしれません。

 そこで、帰ってきたら電気は余ってる状況です。家でも発電してる状況です。そこで、タダで集めてきた電気は売ってしまって、足りない分を買います。家の電気に使ってもいいと思います。ここのコントロールは人間には難しそうです。ここはコンピュータによるシステムを構築する必要があると思います。

 ここでは電気を買うのは地域の蓄電所からかもしれません、そこは送電線によるロスはあまりない状況ですし、個人で発電した分についても少ないです。ですから、今の発電に比べて効率が上がり、見かけの発電量は増えたように感じるはずです。

 ようするに、発電を個人に移して、売り買いできるシステム網を作る。そして、エネルギーの移動、蓄積は電気自動車が活躍する。エネルギーの売り買いは外国でも送電線さえあれば可能です。

 エネルギーの責任を各個人が持ち、CO2の問題も個人が解決します。そのための設備は個人が購入する必要がありますが、電気を売れるようになるのでその利益が上がります。

 家庭のエネルギー貯蔵には燃料電池が有効だそうです。水などを電気分解して水素としてエネルギーを貯蔵します。効率がとてもいいそうです。電気を売る先がそういう施設を持つのもありと思います。

 電気自動車を買えばこのシステムを使わないと割高な充電をしないといけないことになるかもしれません。

 ただ、個人任せの発電に頼ると総エネルギーのコントロールが難しいです。
 ソフトウェアがオープンソース化して混乱しているように、電力を個人任せにすると電気ハッキングや、50Hz,60Hzが守られなくなったり、突然停電したり、何が起きるかわかりません。個人のモラルがきちんとしないと電気で儲ける為だけに悪いことをする人が横行するようになります。
 オーディオ的には50Hz,60Hzが守られなくなった場合(電源が汚い)古い機械は正弦波発生器をかまさないとうまく動作しなくなるかもしれません。近場だとDCで供給した方が電力損失が少なくなるでしょうから、AC電源の統一規格が希薄になるかもしれません。
 スマートグリッドは電力ネットにつながる機器の電力消費量を動的にコントロールするので勝手にエアコンが利かなくなったり、冷蔵庫があったかくなるかもしれません。
 電気が盗まれるかもしれません。株式投資みたいに電気の値段が乱高下するかもしれません。

 ということかなと思ったのですが。実現は今の所2050年と予想されている、らしいです。個人が電気自動車を持ち、自動車に目立たない太陽光発電が付いていて、スマートグリッドのシステムを導入すれば、原発は稼働する必要は無くなります。それどころか、火力発電も緊急時以外いらないかもしれません。福島の惨劇ももうありません。個人消費が増え、雇用が増します。新しいシステム構築の技術発展があります。エネルギーに余裕が出て将来的な枯渇の心配が無くなります。2050年、今の時代の人ががんばってれば、本当の意味で人任せでないクリーンなエネルギー社会が到来しているかもしれません。親父が手術で栄養が取れなくて弱っているのを見てるので、エネルギーないと人類も病気になってしまうと思った次第でした。
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コメント 2

そらへい

私もエネルギーの自給自足が理想だと思いますね。
今のシステムではリスクが大きすぎる気がします。
もっともそれはエネルギーだけではなくて
情報や食料などにも言える気がしますが
by そらへい (2012-06-17 17:44) 

ski

>>そらへいさん
結局バッテリと太陽電池の性能が劇的に上がれば一気に電気自動車とスマートグリッドも実現実が出るのかもしれないです。もう少し勉強します。外に出てる自動車の窓ガラスが全部太陽電池になった場合どのくらいの発電量になるか、たぶん相当な発電量になる気がしますし、それは自動的にバッテリに蓄えられますし。こういうことを取り留めもなく考えてしまいます。
by ski (2012-06-17 20:47) 

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