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LE5-2 [オーディオ関係]

社会人になりたて当時とてもほしかったスピーカーを随分(相当;;)無理して買いました。
JBL 4312MkII というスピーカーでした。
憧れのブルーバッフル。
喜んで聞いていましたが、私にとってはこれが JBL スピーカーの音となります。
それから20年も経ちました。
いまだに現役ですが、ハードオフで Lancer L101 という JBL の古いスピーカーの音を聞いてしまいました。

凄く乾いたピアノの音、軽くて切れが良いのに量感のあるベース、シンバルの音は聞けませんでしたが、かなりショックでした。
今まで聞いていた音が如何に現代的に洗練された音で、古臭いと言われてた(当時)4312ですらすでに民生用にチューニングがされていたという事が分かりました(別に悪い音というわけではないです)。

それから L101 というスピーカーがあればいいなと思いながら高いしでかいし無理だなぁというひびが続き、ふとしたことから 4311 という 4312 の前身のスピーカーは往年の JBL サウンドになっているという事を知りました。

それで調べていたところ JBL のアルニコマグネットのユニットであれば L101 の音が出そうという事が分かってきました。

4311A はオールアルニコで、4312 とはユニットの外形が同じでユニットの差し替えができます。
クロスオーバーとかは違いますが、ほぼポン付でOKという事のようでした。

そこで手軽に手に入りそうだったミッドレンジの 104H-3 のアルニコ版 LE5-2 に替えるのが一番効果が高そうでした。

幸い今でも程度の良いものがたくさん出回っていました。

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LE5-2

もう、50年ぐらい前のユニットで作りがまるで違うのがわかります。
磁石はアルニコでつぼ型の磁気回路の中に入っていてとても重いです。

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今でも取引されているユニットなのでメンテナンスがされていて端子はぴかぴかでした。

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コーン紙はペラペラの紙でかなりよれてますが、黒いのでリコーンされているかもしれません。

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ユニット付け替えの為に端子を作ります。

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104H-3 を取り出し。
黒い筋が入っている方がー(マイナス)で、LE5-2 の黒につなげます。

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端子をつけて。

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繋げます。

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一度単体で聞いてみましたが、結構低域もなっていて単体でも聞ける感じでしたが、思っていたような鮮烈な音ではなく濃い音であれっと思いました。L101の音はこういう音ではなかったような。

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こんな感じにおさまり 4312 シリーズが長い間にも関わらずこういう互換性があるのが凄いことだと思います。色々いじれるし好みの音も選べる一生ものになり自分の音にできる4312というスピーカーは時代を超えて大変コストパフォーマンスが良いと思います。

聞いてみると単体で聞いた音とはまるで違う乾いたピアノ、鮮烈なシンバルレガート。
コーン型ですがホーンの L101 で聞いた音に近いと思いました。
しばらく聞いていると、あまりに鮮烈なシンバルとホーンの音にこれが JBL の音かと思った次第でした。
古めの音楽が元気よく生き生きと鳴ります。
演奏の気迫がまるで違い、50年ぐらい前のスピーカーがここまで鳴るという驚きもありますが、昔の音楽家の気迫が伝わってくるようで、鮮烈です。
音が前面に張り出してとにかく元気がいいです。

20年目にしてまぁ、そろそろ改造もいいかなと思って変えてみましたが、本来の音はいったいどれか、時代それぞれの好みなんでしょうね。

https://www.youtube.com/watch?v=ViyZ49RsNfk
激レアドラムバトル
6連+6連(バス2+タム2+バス2)は確かにあの高速フレーズの一端が見えて勉強になりました、、、
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ヘッドフォンアンプ用バッテリー [オーディオ関係]

太陽電池のバッテリーがダメになってしまいました。
ただ、夜の電源としての蓄電には使えそうにないですが、オーディオ用のバッテリとして再利用できそうです。

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CAOS のバッテリー。買ってから2年ぐらいですが太陽電池の蓄電用としてはダメでした。
2つ直列につなげて24Vの電源として使います。

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CCA は 442と365(満充電)。

蓄電用としてはダメでもヘッドフォンアンプ用としては十分すぎて全く電圧が落ちません。

自動車でオーディオをガンガン鳴らした時に感じたのですがバッテリ駆動では低音の押し出しが良くなるように思います。低音のスカスカ感がなくなりとてもパワフルに感じます。
流せる電流が半端ない(100Ahのバッテリ6C流せるとして600Aとか普通に流れます(短絡すると端子が溶けます)、持ってる AC アダプタは多くて5A程度)ので当たり前かもしれませんが、電流に対する電圧変動はかなり多いです。
見かけ低インピーダンスなACアダプタのように帰還がかかっていないので無理がないというか、無帰還での実力が凄いので急激な電流に対する電圧の変動が少ないのかもしれません。充電後の電圧が26Vぐらいになるのが心配ですが、自作のヘッドフォンアンプなので大丈夫です。


「運命のCount Down 」高木里代子
やっぱりソロのノリが良いです。頑張ってCDを出してほしいです(ドラム川口千里さんでお願いします)。
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NFJ YB-DIA202J [オーディオ関係]

NFJ より YB-DIA202J が試作版ということで発売されました。

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内容が相変わらず価格不相応なてんこ盛りで電源部分なども凄いことになってます。

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何といってもこれはyamaha のデジタルアンプ YDA138 が2つモノラルで使われています。
これにより出力にも過不足はないのではないでしょうか。

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USB 入力は CM108 で 48khz までですが、このように取り外せるようになっていますので後で
付け替えたり自作のものに付け替えたりできます。

オーディオコントローラに TM2313 というものが使われています。
これはボリュームやラウドネス、トーンコントロールを I2C 経由で外部の CPU からコントロールできる主に車載オーディオのチップのようです。
車載用といっても歴史のあるコントローラのようで特性は優れているようです。
これのいいところはラウドネスコントロールが付いている点で小音量時に低音のブーストがされ、ボリュームと連動します(音量が上がるとブーストが少なくなる)。
これと低音のトーンコントロールも組み合わせられるので低音が足らないスピーカーではかなり重宝します。
BOSE の 101IT との組み合わせでは低音ブーストをかけると小型スピーカーとは思えない低音が出ました。
音は解像度が若干低めで聞きやすい音と思いました。
オペアンプを LM49860 に変えてBGM用に常用していますが今の状態で不満がありません。

改造ベースに最適ということですが、現時点の価格ではお得感が凄いあります。
出力のコンデンサなども選別されているのでオペアンプ交換ぐらいで今はとどまっています。

ただ、せっかくのヤマハのYDA138 が2つ載っている贅沢仕様で前段がカーオーディオのコントローラなのでダイレクト入力があれば(パワーアンプとして使用)いいと思います。

最近変わったCDを買いました。
菅沼孝三さんの弟子である川口千里さんが Rie a.k.a. Suzaku(凄くいいメロディーの曲を作る人です) とのセッションで叩いている youtube



で凄いベース(他もですが、、、)を弾いている清(kiyoshi) さんのファーストCDで、通販ではamazonでmp3 しかダウンロードできないものですが、直販しています。

R0020942.JPG
2016 KIYOSHI KYS-0001
killer tune というところで買えます。
音はハードロックやメタルを基本としていますが、日本のメロディーが入っていてそれに独特のベースのパターンがあり容姿とマニアックさと混濁した中の綺麗なメロディーが混在してなんとも言えない独特な世界を構築しています。音は録音がライブハウスのような録音で、手作り感が満載ですが、まだ粗削りながら音楽性のある独自性が感じられます。ベースとドラムだけの録音です。直筆サイン入りステッカーが素敵でした。ギタークラフト校講師という異例の経歴の持ち主です。ITは言わずもがなですが、人がつぶされまくっている日本でこういう草の根でもやりたい方が頑張っている現状があり、簡単に情報も得られないので苦労します。
こういうのを聞いたり見たりしているとなんとも懐かしいような反省しないといけない感じにもなります。
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UPA-D152J 改造 [オーディオ関係]

NFJ から低価格なフルデジタルアンプの UPA-D152J が出ました。

フルデジタルアンプは、D302J というのを使っていたのですが、
これは、USB の 5V 0.5A の電源でスピーカー駆動できるという回路が入っているものです。

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USB 入力だけでデジタル入力はありません。
電源として外部の 0.5A 以上流せる USB 電源からも取れてスイッチで切り替えができ、0.5A,1.0A 制限をスイッチで切り替えられます。

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回路はコンデンサが林立していて USB 5V 0.5A でも驚きの駆動力を実現しているようです。
そばにコンデンサの充電回路が小さな部品で入っていて、昇圧回路で 12V 程度の電圧に昇圧しているようです。かなり回路は詰め込み感があります。USB 電源切り替え部もコンデンサが付いています。
雑誌の付録の回路の改良版でしょうか。トランジスタの数は倍化されているようです。

USB 入力とヘッドフォンアンプに ヘッドフォン出力に定評のある CM108 が使われていますが、USB 入力は 48kHz どまりとなります。D302J は 192KHz まで大丈夫でした。

真ん中に CPU とROMと思われる部品があります。

フルデジタルアンプの STA333BW が入っています。
これは、トーンコントロールのロジックが入っていてデジタル領域でトーンコントロールができます。
このフルデジタルはUSBからデジタルデータを取り出して最後のスピーカー駆動までアナログ領域がなく当然トーンコントロールも回路の部品による劣化がありません。
基本的に最終的なスピーカー駆動部のフィルタと電源が音質を決めてしまう感じがします。
聞いた感じでは音が痩せている感じがしました。

そこで、22μHのインダクタと0.47μF のフィルムコンデンサを交換してみます。

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TOKO の 防磁インダクタとWIMAのフィルムコンデンサに交換しました。
交換はかなりきつくてインダクタは寝かさないとケースに入らずフィルムコンデンサは足を折り曲げて何とか収めました。
元ついていたインダクタははんだごて2つで根元を挟むようにして外しましたが狭くて熱が周りにかなり伝わるのでかなりうまくやらないと壊してしまうかもしれません。

交換後は中音はふくよかになった感じがします。低音は D302J の方がいい感じですが、電源の問題かもしれません。

消費電力はかなり大音量でも 1W 程度でした。
USB で大音量が出るというのも凄いです。
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T40RPmk2 改造 [オーディオ関係]

平面型ドライバーを持ったモニターヘッドフォンの T40RPmk2 があるのですが、
かなり低音がならず高音はキンキンするし、まぁこんなものかと思っていたのですが、
真空管アンプで鳴らすと低音も出てきて、少し改造するだけでいい音になりそうなので改造しました。

高音の鳴りはハウジングの鳴りかもしれないので、ミューティングします。

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イヤーパッドはどうもすぐ外れそうになるので、接着剤で隅を接着しました。

これだけで、密閉度が増して低音がかなり出るようになって高音の鳴りがおさまりました。

パッドの質がどうも良くないので(mk3 では改善された?)互換性があるというSHURE SRH840のイヤーパッドに交換しました。

これはかなりつけにくかったです。対向を大まかにはめて隅から徐々にはめていけばいけましたが、最初はかなり時間かかりました。




【国内正規品】SHURE SRH840交換用 イヤーパッド(ペア)  HPAEC840

【国内正規品】SHURE SRH840交換用 イヤーパッド(ペア) HPAEC840

  • 出版社/メーカー: Shure Incorporated
  • メディア: エレクトロニクス



たぶん、これに変えるだけでかなり変わると思いますが、交換はかなり難しいと思います。

イヤーパッドがかなりドライバーのポテンシャルを殺してる感じがしました。

改造後は解像度が高く分離が良くて低音と高音がかなり分離して響きが抑えられました。
定位が良くて音像が3D的に展開されて高音が繊細ですが、低音は量は少なめで解像度が高いです。
鳴らしにくいので、先日改造した真空管アンプと組み合わせると低音の量感が増えてかなりいい感じになります。静電型はあまり聞いたことないですがダイナミック型と静電型を合わせたような感じでしょうか。
これがこのドライバーの音のような気がしました。
まさにスタジオモニターという感じですが、平面型の利点か音量を上げてもうるさくなりません。



TREASURE HUNTER(SACD HYBRID)(DVD付)

TREASURE HUNTER(SACD HYBRID)(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMD itaku (music)
  • 発売日: 2016/04/27
  • メディア: CD



T-SQUARE の新譜 "TREASURE HUNTER" です。
初め聞いた時はたまにある息抜きアルバムかと思ったのですが、よく聞くと最初から怒涛の低音が入っていて、次の曲もそうです。
真空管プリアンプでは気をつけないと歪みました(ゲインいっぱいで使ってるので)。
"Scissors Paper Rock" 等メロディーの綺麗な曲も入っていて当初の感想が間違いだと気づきました。
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真空管アンプのヘッドフォン接続 [オーディオ関係]

TUBE-01という真空管プリアンプがあり、WE403B とかがいい音で鳴ったので本格的な真空管のヘッドフォンアンプはどんな感じか気になりました。

しかし、安いのはありますが、交換の真空管があるのは今まで長年使ってきた今はなき SOUND の 6L6GCのシングル真空管アンプ Valve-100SEです。
これはスピーカーを鳴らすと低音が膨らみ大変ふくよかな音になるのですが、ヘッドフォンでは聞いたことありませんでした。

ネットで調べると回路があり、自作できそうなので自作しました。

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スピーカー端子につなげる形です。
ボリュームは抵抗値を間違えてしまい無駄だった感がありますが、見つけたサイトの定数に従い作りました。

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無音時のノイズは全くありません。減衰しているので消えますが、その分抵抗を通るので音が劣化しますのでいい抵抗を使う必要があります。
回路的には定電流駆動という感じだと思います。
出力インピーダンスは62Ωと高めにしてしまい真空管の負荷抵抗は増えている計算になりますが、聞いたところ歪も感じられません。

音は今まで聞いていた音はこれかという感じで、低音が特にふくよかで高音が減衰して耳障りな音がしません。
消費電力100Wのヘッドフォンアンプというのも凄いですが。
ふくよかな音という感じがぴったりの音です。
今まで貯めてきた真空管を聴き比べてみたいと思います。

amphead_mdf.jpg

ボリュームをやめて抵抗切り替えのゲインスイッチに変更しました(もう配線めちゃくちゃですが)。
平面駆動型のヘッドフォンを駆動するのには大出力のアンプが必要でそのための措置です。
H だと少し無音時のノイズがありますが、なりにくい平面駆動型のヘッドフォンを初めて鳴らしきる事ができました。

amphead_mdf2.jpg
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USB バスパワーアンプ [オーディオ関係]

ネットで小型で面白そうな USB アンプを見つけました。

UPA-152J というアンプですが、NFJ から販売されています。
音出しで音が大きくびっくりしました、音量的には問題なく音質も問題なかったです。
バスパワーの消費電力でこれだけ音が鳴らせるなら他の問題点は目をつむってもいいかなという感じがします、、、
凄いポップノイズと音量の調整幅がなくて音量2でかなり音が大きく音量の調整が出来ません。
中を見てみると

ampall.jpg

結構凄い実装密度で USB からの電源をコンデンサーで貯めている昔雑誌の付録にあったアンプと同じ方式のようです。
かなりコスパ高いかと思います。問題点のおかげかもしれませんが。
ポップノイズはさすがに怖くて同じ NFJ から売ってるスピーカー保護基盤を組み合わせました。

btlsafe.jpg

これでスイッチを切っておいて立ち上がったらオンにします。

btlfront.jpg

この保護回路は問題なく動作しました。
この保護回路を付けてもポップノイズは抑制されないですが、安全なスイッチ替わりです。
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gigabeat修理 [オーディオ関係]

相当昔に買った gigabeat という 60GB の HD の入った DAP ですが、
もう10年ぐらい経ったでしょうか。
この機種は高音がとても繊細な音がして当時非常にびっくりしました。
最近掘り起こして聞いてみると驚いたことにちゃんと起動してしかも音が凄く良くて、アルバムが相当数入っていました。

しかししばらくすると聞かなくなった理由の不具合が再発。
というのは、十字のキーパッドがいう事を聞かなくなります。
ダメもとでばらして修理を試みます。

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この十字パッドはこの状態だという事を聞きます。

ura.jpg

裏はこんなんです。

cover.jpg

表のカバーですが、十字キーの所。
ここが悪さをしてそうです。
ここが長年押されてへこんでいてそれがパッドに当たってるのが原因でした。
表側に少し押して戻します。
治りました。

HDなのでいつ壊れるか分かりませんが、凄くいい音です。MP3のはずですが。
まだ、いまだに中古が手に入るようで驚きましたが、なんとなくわかる気がします。
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STEREO 2015年1月号付録 ES-OT4 [オーディオ関係]

STEREO 2015年1月号に USB ノイズフィルタの ES-OT4が付いています。

外部電源対応ということで買ってみました。
結構小さな基盤でACアダプタもついていません。
インフレ社会到来という感じがしますが、国内生産になっていくんだから仕方ないです。
中身を見ていきます。

noisea.jpg

以外にたくさん部品が載ってます。
トランジスタが載ってるので何かと思いきや、どうも僕が何時も使ってる突入電流抑制回路と外部、内部電源切り替えにトランジスタが使われてるようです。

信号線にコモンモードノイズフィルタ(ものすごい小さな部品が付いてます)、電源にはコモンモード、ノーマルモードのノイズフィルタが付いてます。

信号線にコモンモードノイズフィルタが付いてるので信号は安定すると思いますが、USBはもともとディファレンシャル転送なのでノイズは+、-線で打ち消すのでなんとも言えませんが、そこはそこ振幅が狭くなることで信号が安定することもあるのでしょう。

5Vの外部AC入力が付いていてスイッチを EXT にすることで外部電源が使えます。
USB ケーブルを抜き差しするときは INT 側にするようにとの説明があります。
常に電源が入りっぱなしで回路を抜き差しする時の安全対策が突入電流抑制回路だけで外す時の安全回路は入ってないからでしょうか。いずれにせよ守ったほうがよさそうです。

noise2.jpg

動作すると盛大に青いLEDが光眩しいです。

音は INT 側はまだはっきりはわかりませんが、EXT側は明らかに駆動力が増しました。
USB 給電のヘッドフォンアンプ兼DACを使ってます(DigiFi No.10 付録 USB DAC ヘッドフォンアンプ)。
このヘッドフォンアンプは外部電源にすると音が締まるんですが電源付き USB ハブなどでは最大でも 0.5*5=2.5Wしか供給できませんが ES-OT4 では付いてる AC アダプタにより制限がありません。5V 1A だと 5W 供給できます。なので外す時は EXT 側だと危ないのかもしれません。
電流制限がなくなったせいか低音が締まるようになりました。

こういう規格外れの電流を供給できるアクセサリはあまりないというか、販売は難しいと思うので3000円で買えるなら普段はノイズフィルタとしても使えるしマニアであれば買っておいた方がいいと思います。
大電流での機械の破損は個人の責任という感じです(ACアダプタの電源を切ってから USB ケーブルを抜く(INT 側にしてから)を守る)。
小型の USB DAC はヘッドフォン出力があるものは特に電源不足になりがちなのでこれで外部電源化できれば特に大型ヘッドフォン等の電力が必要なものを駆動できるようになるかもしれません。今まであきらめていたけど結構鳴ってしまう可能性があります。
DA-300USB で DSD5.6Mhz の再生を確認できました。

INT と EXT で切り替えて音色を楽しめるしマニア向けですがあると一味違ういい付録でした。

それにしても、回路が結構複雑な感じです。特性はどうなんでしょうか。
USB の信号線はフィルタ一発ですが、電源の方は切り替えもあり複雑怪奇に見えます。肝心のフィルタはコモンモードのフィルタはコンデンサの中点を作ってGND側のノイズを逃す回路ではないようです。いずれにせよ電源にコイルが直列に入っているので出口のコンデンサが大容量でないと高周波の電流に対する電圧降下があるとおもわれます。容量を大きくし過ぎると突入電流が増えUSBの規格の500mA を超えてしまうと思うのでそれで電流抑制回路が入ってるんだと思われます。出力のコンデンサは FPCAP の固体コンデンサですか。221って220μF ですか。だったら結構いいのなのでは。電流抑制回路は本誌の回路のようにバス電源用に2つのように思います。外部電源近くのキャパシタはなんですかね。キャパシタボックスで使った回路は抵抗とコンデンサでトランジスタをだんだんONにしていく回路でしたが、これはどうなんでしょう。電源ノイズフィルタは突入電流の対策がなかなか難しくて性能が良くて安全な製品ができにくいように思います。
改造するとするといくつかポイントがあると思いますが、果たして回路的に大丈夫か自信なしです。

coil.jpg
信号ラインのコモンモードノイズコイルですが、長さ2mmぐらいしかないです。なんかこれだけでも個人では無理な感じが。USB2.0に対応とあるのでそういうレベルなんでしょうか。こういうアクセサリーって結構需要がなくて高いので今までの付録の中で一番CP高い気がしてきました。


Msmw Live: in Case the World Changes Its Mind

Msmw Live: in Case the World Changes Its Mind

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Indirecto Records
  • 発売日: 2011/11/08
  • メディア: CD



これを聴いてましたが、なんだか INT でも音に切れがあっていつもよりノリがいいような気がするんですが信号線のフィルタのせいですか。

YOUTUBEで見つけた音源。


マーカスミラーのベースの低音とドラムの切れ


曲芸レベル


音悪いですがかなり良かったです。

2014/12/30 ケース作成
むき出しだとショートが怖いのでケースを作ります。
売ってるのがありますが、自分で作ってみました。
材料費は3つ作って900円ぐらいです。
アクリルの板を買ってきてハサミで切りました。

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このアクリルは粘性があってハサミで切れます。
ドリルでネジの穴を開けます。
結構大変で、ひたすら穴あけです。

all.jpg

こんな感じで、上下をアクリル板で挟みます。ネジの処理は省略して部品もネジ一本にしてますので安いです。

1つは1Gbps の USB イーサネットアダプタをかなりの USB ケーブルの長さで使っていて動作安定化に使ってます。動作は問題ないです。
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600Wインバーターノイズ対策内蔵改造 [オーディオ関係]

中国製の600Wインバーターですが、外付けのノイズ対策フィルタを内蔵することにします。

inv12v600w.jpg

このインバーターは真ん中で亀割のようにジョイント構造でスライドさせるとシャーシが半分にはずれます。

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内部はこんな感じです。

ura.jpg

裏はこんなです。

動作的には僕が調べた限りでは、12Vの入力から高周波数の±の方形派を作り出します。

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in12vboard.jpg

予想では上記のサブ基盤とFET(IRF3205)のHブリッジ回路で12Vの高周波の矩形波を作り出しているようです。温度センサーは12V側で検知してるようです。12Vの方が電流は流れるのでこっちでしてると思われます。

それをトランスに入力して140Vぐらいの電圧に変圧していると思います。
これから、DC140Vを作れると思います。

そして、

outh.jpg
cpu.jpg
この大き目のIGBT(G40N60)のHブリッジ回路とCPUボードでDC140VをドライバIR2110でPWM駆動してCPUでROMから参照した正弦波データに合うように電圧制御した出力を作っていると思います。そのままではPWMの矩形波なので出力には大きなコイルが2つ見えますが1つはローパスフィルタ1つはノイズ対策のコンモードチョークコイルと思われます。

ただ、これでもノイズは消えずにヘッドフォンアンプにノイズが流れてくるので TDK のノイズフィルタ TBC2206 を組み込みました。

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結構な電圧なので絶縁はしっかりしないといけないです。
アースはDC12Vのマイナスに落としました。

ちょっと大きめのノイズフィルタなのですが入りました。もう一つ小型のでも大丈夫と思います。
これでノイズは消えています。
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